海外で生まれ変わった男のバイリンガル日記

コミュニケーションから逃げ続けた学生時代。人嫌いを克服するために人口世界1位の中国に飛び込むことを決断。ニーハオしか知らないゼロの状態から、現地人と対等にビジネスで渡り合うまでになった道筋を公開!得た経験をもとに英語の基礎を3ヶ月で習得。実践で培ったストリートな言語スキルをお伝えします。

語学を習得するための王道の方法とは

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トモです。

 

あなたは英語がペラペラになりたいですか?

同僚が自然に外国人と話している、
そんな姿に嫉妬を感じたことがある。

大したことないと思っていた昔の同級生が
実は国際力を身につけていて驚愕した。

 

嫉妬を感じる側のあなたと
羨ましがられる人を分けるのは

小さな違いしかないことを多くの人は気づいていません。

 

英語や語学を身につけるのは、
多くの人にとって難しく映ります。

もしかすると、どこかで難しいものと

洗脳されているんじゃないかと思えるほどに
根拠もなく思い込まされています。

 

自分がなにかの言語を身につけた人は、
あまり身につけるための秘訣は人に伝えたがりません。

本音を暴露すると、秘密にしておきたいからです。

僕自身もそういった気持ちはあります。

ただ、もっと言語のことを知りたくて、
結果を出している人から色々と話しを聞き出しました。

学ぼうと思ったきっかけや、
躓いて諦めようと思った出来事など、

人によって実に様々なストーリーがあります。

非常に興味深くて面白く感じました。

 

話を聞いていくと、学ぶきっかけなども
小さな違いはあるのですが…

多くの場合は、なにかしらの憧れを感じたり、
自分の世界を広げたいといったものです。

 

そう!

言語を身につけた人達も
昔は憧れ、嫉妬する側にいたのです。

そのまま憧れる側で居続けるか、
そこから抜け出し言語を身につける側に辿り着くか。

その違いは、とてもシンプルなものです。

 

それを追及することが、
言語を身につける上で王道と呼べる方法です。

どんな勉強法よりも学んだことが記憶に残ります。

学んだことは絶対に使いたくなるので、
アウトプットも苦になりません。

そんな方法が世の中には存在しているのです。

 

随分と引っ張りました。

言ってしまえば、「そんなこと知ってるよ!」と
反論されてしまうかもしれません。

 

ですが、このことを追求してる人は、
学習者の中で、数%ぐらいしかいません。

語学というのは、続けていれば必ず結果は出ます。

突き抜けている感じがないのも
理由はこれから言うことが足りないからです。

絶対的な学ぶ原動力が不足しているから。

 

では、その秘密をお伝えします。

 

 

それは・・・

『学びたい言語を話す国の好きな人を作ること。』です!

 

ねっ、拍子抜けしたでしょ!?

 

でもね。

この凄いパワーを多くの人は軽視しています。

 

文法のルールを覚えたり、
単語の量を増やすことが大事だと思っているかもしれません。

でも、その先になにがあるって言うんですか?

検定やテストの点が上がると少しは嬉しいかもしれない。

 

ですが、実際に言語をビジネスで使うと、
誰もそんな点数は見てくれません。

見られるのは自分自身なんですよ。

あなたがどんなキャラクターか。

どんな人生を送ってきたのか。

最終的には、武器は自分自身なのです。

言語の知識をどれだけ知っているかは、
あくまで自己満足の世界。

だから、点数で測れることだけに目標を置いていると、
そこまでの人間にしかなれません。

 

だからこそ、言語の壁を超えて人と繋がる、
そんなパワーを身につけてほしい。

それを乗り越えるための最強の方法が、
好きな人を作ることなのです。

 

英語というと、アメリカやカナダ、
イギリスなどが頭に浮かんできます。

比較的、憧れるイメージを持たれている人が
多い印象を受けます。

そんな国の中で、仲良くなりたい人、
もしくは付き合いたいと思えるぐらいの人と出会ってください。

ただのチャラいやつだと感じるかもしれませんが、
突き詰めていくと言語を身につけるには

必ず相手が必要になってきます。

 

その相手を見つけさえすれば、
あなたは頭をフル回転させてコミュニケーションを取ろうとします。

それは、どんな勉強法よりも効率的で、
あなたの底力を引き出してくれます。

それぐらい好きな人の影響力は強大です。

 

これが、英語以外の言語となると、
もっと大事になってきます。

僕達は、メディアの影響もあって
他のアジアの国を下に見てしまう傾向があります。

もちろん経済的な優位性などがあるから、
そういった気持ちが浮かんでくるのは自然なことです。

だから、その国の悪い部分ばかりに
目が向いてしまいがちです。

 

1番分かりやすい例は、中国でしょう!

きっと、あなたが良いイメージを
持っていないと僕は断言できます。笑

 

僕が中国語を学びはじめたときも、
当然、ネガティブなイメージがありました。

というより、嫌なところしか見えませんでした。

 

並ばないし、声は大きいし、
いつもケンカしているようだし。

ゴミは平気で捨てるし、
痰は吐いたりする。

車の運転は荒いし、
クラクションがうるさいし。

常にディスっていたのを思い出します。

 

今の僕が思う中国のイメージはというと…

そういったネガティブなイメージもありますが、
それよりも先に人の顔が浮かんできます。

 

本当に好きになったレイちゃん。

恩師の楊先生。

 

そういった人たちの顔を思い出すと、
中国を嫌いになれないというか、むしろ好きだと感じます。

僕の場合は、中国に関しては、
省単位で人の顔が浮かんできます。

江蘇省のWちゃん。

安徽省のDちゃん。

上海のLちゃん。

まあ、ほとんど女性の顔なんですけどね。笑

 

他の国に関しても同じですね。

すごく素敵な男だと感じたTさんがいたので、
カナダの印象は最高です。

タイと言えば、大学で1番の美人だった
ビビアンスーに似た女性を思い出します。

ベトナムは、秀才でキャラが面白かった子。

僕のルームメイトの彼女が韓国人で、
感じが良かったので、イメージが変わりました。

フィリピンは、言葉を使わずフィーリングだけで
仲良くなったCちゃんを思い出します。

良くしてくれた先生たちの顔も浮かんできます。

インドネシアは、僕がはじめてがっつりと
コミュニケーションを取った海外の女性なので、
深く印象に残っています。

 

こんな感じで、人が好きになると
その国まで好きに感じてしまうものです。

好きだからこそもっと知りたくなる。

自然と言語をもっと覚えて、
相手とコミュニケーションを取ろうとします。

その姿勢が相手に伝わって、
もっと仲良くなるわけです。

そうすると、その国や人のことがもっと好きになる。

 

多分ですけど・・

僕が英語や中国語が好きなのも
話せることで色んな人と仲良くなれるからですね。

深く学べば学ぶほど、
良い出会いを引き寄せてくれる。

だから、言語が好きなんだと思います。

 

最近まで、僕は言語が好きなんだと感じていましたが、
それは半分あたりで、半分は違います。

きっと、世界に恋してるんだと思います。

 

もっと色んな世界に触れたい。

まだ見ぬ出会いが待っている。

 

学んだ先にある出会いに
僕はワクワクしています。

だから、学べば学ぶほどハマっていく。

 

海外にもっと恋してみるのも
アリなんじゃないかと僕は思います。

きっと、その分だけ日本の良さも
気づかせてもらえるので日本のことも好きになります。

 

はじめは色々と偏見が邪魔をするかもしれません。

そこをぶち破ってくれるパワーを
海外の人は持っていますから

気づくと仲良くなっていますよ。

最初の1歩としては、
まず自分からオープンになり受け入れる姿勢になることです。

それだけで、話しかけられたりするようになるもの。

 

『言語を身につける=その国の人を好きになる』

決して恋人関係だけでなくて、
尊敬する人がいたり、友人がいるというのでも良いです。

シンプルで強力な最強の方法です。

 

ディスるのを止め、海外に対する色眼鏡を掛け替える。

その瞬間から見える世界が変わってきます。

 

あなたにとって特別な人が増えるにつれ、
その人達との関係が深まるにつれ、

海外を見る色眼鏡はバラ色になっていくのです。

そんな風に海外を見るようになったとき、
心で言語を操り、気持ちを通わしているあなたがいます。

 

人の持つ影響力を今一度
意識して頂きたいなと思います。

 

では、よい語学ライフを!!

ご挨拶〜言語学んだ先に広がる未来〜

こんにちは、トモと申します。

 

このブログの趣旨を一言でいうと、
言語学習で挫折する人を減らすこと』です。

留学などをして、色々な国の学習者を見てきました。

中国、韓国、タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、
ベトナム、アメリカ、カナダ、ロシア…

他にはヨーロッパの人もちらほらいました。

 

僕自身もそうだったのですが、
他の国の学習者と比べると、日本人は上達が明らかに遅いのです。

その中でも話すこと(スピーキング)に関しては、
1番苦手意識を持っている国だと言えます。

なかには勇敢な日本人もいて、
まったく話せないのに海外の輪に飛び込むのですが

そういった人は少数派です。

 

自分自身も言語を勉強しながら、
なんでこうも差が出るんだろう?と考えていました。

シャイだと言われる性格も影響はしていると思います。

失敗を恐れて、実践をためらう人も
他の国よりは多くいます。

でも、本当にそれだけなのだろうか?
疑問に思ったのです。

 

実際に自分でゼロから中国語を学んだのですが…

なんとか日常会話ができるようになるまで、
1年以上はかかりました。

自信を持って話せるようになるまで、2年かかりました。

 

伸び悩みを脱却するために行ったこと 

上達するきっかけになったのかがなにかを振り返ってみると、
ひとつの要因としては、実践しやすい環境にいたことです。

そして、もうひとつあります。

 

それは…

今までの言語学習の先入観をすべて捨てたことです。

 

言語を学ぶことをイメージすると、
真っ先に思い浮かぶのは英語だと思います。

義務教育で「英語」という教科で学ぶものだからです。

文法をつめ込まれ、単語の意味とスペルを暗記させられる。

英語嫌いがなぜか多く生まれる
不思議なシステムのあれです。

 

僕は他の人と比べれば、
学校教育の影響は少ないほうだと思います。

というのも、中学校の頃にはすでに
ドロップアウト(脱落)していたからです。

高校では退学経験もあるほど、
学校の勉強が向いていないタイプでした。

 

影響は受けていないつもりでしたが、
中国語を学び始めたときは、完全に英語教育のやり方で学んでいました。

半年ほど勉強を継続しても、ほとんど上達を感じられませんでした。

実際、進学に必要なHSK(中国語検定のようなもの)が取得できずに、
いきなり留年の危機に見舞われたほどです。

 

半年やって結果につながらないのなら、
1度やり方を見なおそうと思ったのです。

今までのやり方はすべて捨てて、
実際に身につけていった人のやり方を真似することにしました。

 

そこから毎日、ペラペラと中国語を話している人を
観察し続けました。

直接話を聞いて、どんなことを意識しているのか質問したり、
どんな勉強習慣があるのか聞いたりもしました。

毎日観察して、色々な意見や考えに触れていると、
少しずつその中にある共通点が分かってきました。

中学校のときに受けた英語の授業のやり方とは、
ほとんどすべてと言っていいほどアプローチが違うのです。

なかには共通したこともあるのですが、
学ぶ順序などが大きく違っていたりします。

 

観察しながら見えてきた共通点を
ひとつずつ自分に取り入れていきました。

最初は頭で考えてしまい、
このやり方は自分らしくないなぁと思いながらでしたが・・・

そこはひとまず試してみようと自分に言い聞かせました。

 

言語の学習の世界は、面白いほど二極化されている

上達を実感している人は、本当にどっぷりと言語にハマっており、
日に日に上達しているのが傍から見ても分かるほどです。

伸び悩んでいる人は、常に言語に対しての愚痴であふれ、
あたかも憎き敵のように言います。

勉強も歯を食いしばって、辛そうな顔で我慢しているように見えます。

 

後者の人がどうなるかというと、
大体1年経たない内に脱落し諦めます。

心に残るのは、挫折感と言語が苦手だというコンプレックス。

多くの場合、2度と言語に挑戦することはありません。

 

同級生だった人が下級生に落ちていく、
最後にはあきらめて日本に帰っていく。

その姿を何度も見届けてきました。

 

そのときは、僕自身も必死だったので、
彼らを励ます言葉すら浮かびませんでした。

 

ですが、今なら・・・

諦めようと思っている彼らを
引き止めることができたのにと思ってしまうのです。

 

挫折と上達の差を分けるのは、
ちょっとした違いだからです。

それは決して、魔法の壺のような
マスターするための秘訣を見つけることではありません。

最高の勉強法を探すほど、挫折に一直線で向かっていきます。

 

いきなり夢を失くすようなことを言いますが…
それが真実なのです。

学ぶ上でのコツはありますが、
魔法は存在しないことに気づいてください。

 

魔法を探すことが目的ではないということ。

あなたが身につけ、会話をする楽しさを実感すること。

そこにしっかりとフォーカスしてください。

 

自慢したくなるかもしれません

その喜びを追求して、楽しみながら知識を増やしていく。

そして、最強の勉強法である「コツコツやる」という
シンプルな反復練習。

最大の秘訣を実直にやるあなたは、
1年後には誰もが認めるグローバルなコミュニケーターになっています。

言語の土台であるコミュニケーションのスキルを磨けば、
怖いものはありません。

多くの人が感じる言葉のバリアを
あなただけは、するっとすり抜けていけるようになるのです。

羨望の眼差しで見られることもあるかもしれません。

そこまで到達する努力を継続したのですから、
1度はどっぷりと優越感や恍惚感を感じてもいいでしょう。

ただ、その感覚もいつか飽きてきます。

 

そんなことよりもっと学びたい。

もっと色んな世界を見てみたい。

 

そんな気持ちがフツフツと湧いてくるのです。

 

言語を身につける前には、
想像すらつかなかった自分や未来が広がっています。

先が見えないことは、恐怖だと感じる人もいるかもしれません。

 

確かに身につけた先の未来は、
学ぶ前には想像することはできません。

ですが、僕がひとつだけあなたに約束できることがあります。

 

その見えない未来は、決して悲観的なものではなく、
あなたの可能性が広がり、世界とつながっている未来です。

そこから先の道は、あなた次第で無限に広がり続けます。

 

子供のときに遠足をワクワクしていたように、
どんな旅になるか心を踊らせてください。

見えないからこそ面白い。

 

1年後、2年後…

未来でどんな自分が待っているか楽しみにしながら、
日々の勉強を楽しみながら言語を学んでほしいなと思います。

ですが、なにも持たないまま進み続けるのは不安です。

 

僕が10年前に知りたかったことを
このブログに書き記していきます。

ひとつの道標として、活用して頂ければなと思います。

 

まずは、言語の世界にようこそ!

 

ともに学んでいく仲間が増えていくことを願っています。

では、よろしくお願いします。

 

 

人から注目されることを恐れるな!

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こんにちは、トモです。

中国語を自分なりに満足するまで学習したので、
現在は並行で英語も学んでいます。

昨日たまたま、駅で電車を待っていたとき、
欧米人らしき人に道を聞かれました。

「このラインでOKですか?」と
片言の日本語で声をかけられました。

 

相手の目的地がよく分からなかったので、
「どこに行きたいの?」と英語で質問しました。

そこから、英語での会話をスタートしました。

渋谷で乗り換える必要があるよ。

1本待って次の列車に乗ったほうがいいよと
アドバイスをしたのですが・・・

 

どうやら急いでいたらしく、聞き入れてもらえることなく、
より時間が掛かる各駅停車の列車に乗って去って行きました。

去り際に手を合わせて「ありがとう」と言ってくれました。

「それってタイの挨拶じゃない!?」と
思わずツッコミたくなりましたけどね。

 

会話といっても簡単な表現だけを並べただけです。

そのときは、目の前にいる相手だけに
集中してたのでまったく気づかなかったですが…

「かなり色んな人が見てましたよ。」
一緒にいた友達があとで教えてくれました。

 

あぁ、やっぱり注目されるものなんだと、
あらためて感じる出来事でした。

留学などをしていてもそうなのですが、
なぜか日本人は日本人が話していると…

やたらと聞き耳を立てしまうのです。

僕自身も、誰か日本人が外国語を話していると、
本当に無意識で注目してしまうのです。

 

そのことを自分でも気づいているから、
自分が話しているときにふと周りを見渡すと

「あっ、今見られているな」と感じるときがあります。

 

そのときに、ちゃんと発音を意識して、
文法も間違えずに言わないといけないと

最初のときは、見栄を張ったりしていました。

面白いもので、そういった考えを持っているときは、
全然言葉が出てこなくなります。

周りばかりに気が散って、
目の前の人に集中できなくなるから。

 

このことに気づいてからは、
会話するときはあまり周りを意識しないように
心がけるようにしました。

周りの人は観客だと思うようになりました。

リングの上に立っている人間しか
本当の気持ちは分かりません。

 

あなたが会話の場に出れば、
必ず周りから見られます。

日本であれば、英語を話せばなぜか注目されます。

中国語で話していれば、チラチラっと見られます。

 

男性が女性を見るときと一緒です。

ばれないようにチラっと見てますが、
あれはほとんどバレています。

たとえ死角に入っていても、
人の視線というのはなぜか感じとれるものです。

 

なにか言われているかもしれませんし、
見ながらチェックされているかもしれません。

最初は僕もあまり見られるのは好きではありませんでした。

でも、最近はどうでもいいかなと思うようになりました。

というか、当たり前になったので、
気にならなくなったという感じです。

僕達が本当に向き合わないといけないのは、
目の前の相手です。

 

見られることを気にしていたら、
言語を実践することはできません。

残る方法は、オンライン英会話などで、
部屋の中でやるしかありません。

それでも先生からは見られてしまうので、
完全にゼロというわけにはいきません。

 

外からはいくらでも好きなように言えます。

実際の気持ちや感情は、
リングの上に立った人間しか分かりません。

スポーツの観戦と同じです。

観客席からは好きなように言えます。

「もっと、あそこでグッと力を入れないと!」

「今のところはもっとラッシュをかけるべきでしょ!」

 

いざ、リングに立って同じようにできるかというと、
ほとんどの場合はすくんで動けなくなるでしょう。

バッターボックスで固まる自分が、
容易に想像つきます。

 

言語を学んで、実践するとき、
人の目が気になってしまう瞬間があると思います。

性格的に注目されたい人は、
「もっと、俺を見てくれ!」となるかもしれません。

あんまり注目されたくないと思っていると、
そのことが実践する上での足枷になってしまいます。

でも、気にしないでください。

外野は好き勝手言えるのですから。

あなたの気持ちや感情は、
その場にいる人しか分かりません。

 

学び始めのときは、特に気にしてしまいます。

「私なんかが話しかけていいのかな。」

「伝わらなかったら、注目されてしまいそう。」

 

たとえそれで失敗してもいいじゃないですか。

命を取られるわけではありませんし。

 

ただ、人を横目で見ている人より、
ビビりながらでも1歩踏み出したあなたのほうが、
僕には輝いて見えます。

誰のために学ぶのか。

そこだけは常に忘れてはいけません。

 

あなたが1歩でもレベルアップできる道が
目の前にあるのなら迷わず進んでください。

周りの目に合わせることに
どれだけの価値があるのか1度考えてみてください。

あなたの気持ちを押し殺す必要はないと思うのです。

1歩踏み出せばその数だけ人から
羨望の眼差しが向けられるのです。

その視線を背中で感じながら、
自分の道を突き進んでほしいなと思います。

 

僕が言語の話をするとき、
勉強法のことばかり言わないのには理由があります。

言語を使うことに対して、
精神的なブロックが存在している場合が多いからです。

どうやって効率的にインプットするかよりも、
まずはそのブロックを取り除かなければいけない。

実践をためらう時間が長いほど、
あなたの上達が遅れてしまうからです。

そのリミットを外すことを意識すれば、
その分だけ早く上達の喜びと、
言語を使う楽しみを感じられるようになります。

 

なので、同じことを何度もくどくどと
伝えてしまうのです。

人の目に惑わされて遠回りするのは、
絶対に避けてください。

自分で試行錯誤して、遠回りするのは
本当の意味での実力がつくのでむしろ歓迎するべきことです。

ときには、自分の心の声に耳を傾ける時間を
取ることをオススメします。

 

では、また更新します。

 

 

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言語を勉強する上で陥りやすいこと

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ニーハオ!
こんにちは、トモです。

先日、「中国語の参考書でオススメはありませんか?」と
相談を受け、とある大型書店に行ってきました。

他のコーナーには目もくれず、
語学コーナーに直行して驚きました。

英語のコーナーでは参考書と同じぐらい、
TOEICTOEFLなどの検定関係の書籍が並んでいます。

そのことは以前から知っていたのですが、
まさか中国語も同じようになっているとは!?

中国語検定やHSK(汉语水平考试)の
問題集や対策本がズラッと並んでいる。

僕が中国語の勉強をスタートした頃は、
HSK関連のものはほとんど出版されていませんでした。

中国から原書を取り寄せるしか方法がないほど、
手に入れるのさえ困難でした。

HSKってなんですか?」と聞かれるほうが多かったぐらいです。

 

ちなみに、HSKというのは、
中国政府が公認している検定になります。

中国語の運用力を測定するテストといった感じです。

現在は、1級〜6級までという級別になりました。
日本とは違って、級数が大きいほど上の級になります。

1級から始まり、6級が1番上の級ということです。

僕が上海の大学に在籍中は、旧方式の時代でした。

3級〜8級までが中級。
9級〜11級までが上級といった区分けです。

基本的に中国の大学は、HSKの級が進級や卒業の条件になっています。

僕の大学は、文系だったので卒業条件は8級でした。
現在のHSKでの5級(210〜300点)に相当します。

 

中国で留学生活を送っていると、
日本人と会うと必ずHSKの話になります。

軽く自己紹介すると、
決まって「HSK何級ですか?」という話になります。

HSKの級自体が、その人のレベルをあらわす。

日本でも昔は身分制度がありましたが、
級が上なら実力も上だと判断される。

そういった風潮すら感じるほどの異様な環境でした。

学年が上の人が言うことより、級が上の人の話を信用する。

そんな妙な実力社会が広がっていました。

 

実を言うと、僕もHSKに相当苦しめられた過去があります。

1年生のときにいきなり落第の危機がやってきました。

1年の前期から後期に進むのにも、
HSKが必要になります。

HSK4級(現在の4級)を取れないと、
研修クラスに落とされてしまうのです。

最初にHSKを受けたときは、
学校に行ってるし4級ぐらい取れるだろうと
楽観的に考えていました。

 

ですが・・・

実際に受けて、絶望しました。

 

「全然分からない。」

 

4級に到達したのは読解のセクションだけ。

リスニングは3級にすら達していない有様。

これは、ヤバイと焦りを感じました。

 

そこから試験勉強という、
僕が1番嫌うものをスタートしました。

本心を言うとやりたくなかったのですが、
上海での留学生活は続けたかったので、
そこはグッと堪えてやりました。

問題集を解いてみても、
バツばかりが並ぶのです。

正解率は良くて35%。

半年勉強してそれぐらいでした。

実に、6割以上の確率で、
バツが並んでいきます。

さすがに、落ち込みますし、
やる気が萎えそうになってきます。

 

できないことに目を向けてしまう。

これは、完全に学校でのテスト勉強が
影響しているものだと思います。

満点を取ることを良しとする。

 

そんな傾向を僕も受け継いでいたのですが、
HSKの大きな壁に絶望し、

ここで大きな方向転換をします。

言ってみれば、開き直りました。

 

確かに理解してない問題ばかり。

解けない問題ばかりだけど…

その中にもちゃんと理解して
問題を解けたものがあったこと。

できるようになったことに目を向けるようにしました。

1つでも良いから、成長すればOK。

1%でも良いから、理解が深まれば成功。

これは誰かに教わったわけではないのですが、
勉強を続けていくことを考えると
この考えに行きつきました。

頑張らなきゃ、我慢して耐えないと。
やらなければいけない。

この考えのままでは、いつか苦しくなって止めてしまう。

それだけはなんとしてでも回避したかったので、
違う道を選ぶことにしたわけです。

確かに、グッと我慢して
短期間で詰め込むほうが一時的には効果がでます。

テストだけを考えるなら、
対策を立てて、理詰めでやっていくほうが向いています。

 

ただ、僕の場合は、
絶対に言語を嫌いになりたくありませんでした。

言語を身につけて、コミュニケーションを楽しみたい。

もっと自分の知らない世界に触れてみたい。

それが、やる気の根源だったから。

 

自分の理解が深まる。

使える表現がひとつ増える。

苦手な発音をひとつずつ克服する。

 

その先には、コミュニケーションを楽しんでいる
未来の自分の姿が想像できました。

検定の勉強”だけ”をした先には、
僕が望んでいる未来はないと確信しました。

 

僕がなにかを勉強するときに、
呪文のように唱えていることがあります。

「焦るな!ジワジワ成長すればいい。」

 

コツコツとやっていると、
嫌でも上達します。

言語学習で多くの人がつまずくのは、
決して発音や文法ではありません。

1番の課題は、モチベーションの維持です。

モチベーションが続かないから、
継続していくことができなくなります。

 

有名なウサギとカメの話。

気が向いたときだけ走って、すぐに休む。

そんなウサギのようなタイプに
なってほしくありません。

なぜかというと、その勉強スタイルだと…

言語で結果が出るのは1年ではなく、
3年、5年と掛かってしまうからです。

 

カメになればいい。

1歩1歩、ノロノロでも構いません。

自分は不器用だなと感じることもあるかもしれません。

そんなことは気にしなくてOKです。

言語もそうですが、
なにかを勉強するときに人と比べる必要は
そもそもありません。

僕たちは、学校でそういう考えを
仕込まれてきたかもしれませんが…

誰のために学んでいるのかを忘れてはいけません。

目指すゴールは誰のためにあるのか。

そこだけハッキリしておけば大丈夫です。

 

そのゴールは、あなただけのものです。

本来は、誰とも競う必要すらありません。

自分が決めたゴールに向けて、
ゆっくりでいいから1歩ずつコツコツと進んでいく。

少しずつ知識を増やしながら、
学んだことを実践する。

本当にシンプルですが、
同じことを繰り返すことを続けた人は、

半年後には、簡単な会話を楽しんでいます。

1年後には、日常会話に自信がもてるようになっています。

2年後には、深い会話もでき、
ビジネスで生かせるレベルに到達しています。

 

情報に引き寄せられたり、
他の人に惑わされたりするかもしれません。

ときには、大きく道をはずすこともあります。

僕も大きく遠回りしたなと思ったことも
何度もありました。

でも、そんな寄り道も
あとで振り返れば必要だったんだなと思えます。

 

言語を学んでいて、気づいたことですが

成長というのは、決して右肩上がりに
一直線に上がり続けるものではありません。

直線ではなく、もっとジグザグに、
上がったり下がったりを繰り返します。

色んな壁や問題に遭遇するから、
学ぶ必要性を感じる。

学んだことを実践して、
失敗を繰り返しながら知識が経験に変わる。

その経験を土台として積み上げていくことで、
土台自体の高さが上がります。

土台が上がることで自分自身が持ち上げられる。

これこそが本当の意味での成長です。

 

言語を本気で身につけたいと思うなら、
このことを覚えておいてください。

 

決して、人と比べないこと。
人の目を気にするゲームはやめる。

焦らない。
ジワジワと土台を底上げするのが最強。

 

このことさえ押さえていれば、
言語の壁を超えることは可能です。

学習を通して、自分が成長していく
喜びを味わってください。

 

では、また更新します。

 

 

『言語が話せる=外交的』とは限らない

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你好、トモです。

日常で出会った人に言語を学んでいることについて話すと、
いつも勘違いされてしまいます。

留学していたことや中国で仕事をしていたと言うと…

「アクティブでフットワークが軽いんですね!」
「交友関係も広くて、誰とでも仲良くなるんですね!」

こんなことを言われるのですが、
毎回、すぐに訂正します。

「外交的とは、正反対のタイプですよ!」と。

 

というのも、僕はかなり内向的なタイプだからです。
基本的に人付き合いが得意ではありません。

昔と比べれば、人並みに接することはできます。

コミュニケーションを学んだことで、
対処することはできます。

ですが、すごく好きかというと、
多分違うだろうなと感じています。

人と接するのは、僕にとってエネルギーを使うことです。
その後は、必ず充電したくなります。

ひとりで自分の好きな本を読むことが、
なによりのリフレッシュ方法。

言語に関する本を読んだり、
最近だと、英語の文法書やフレーズ集ばかり読んでます。

自分の世界に入りこむのが、
僕にとっては至福のときです。

そんな僕が言語を学んでいるというのも、
少し不思議な感じが自分でもします。

特に、大勢の人が集まる場所では、
ほとんど発言せずグラスと友達になるほどです。

「ふんふん」と頷きながら、
人の話を聞いていることが多いです。

自分なりに分析してみると、
人が大勢いると誰に向けて話せばいいのか分からなくなります。

僕が居心地よく感じるのは、
1対1で話すことです。

相手がはっきりしているので、
話すことも浮かんできます。

 

そんな僕も中国語で、
中国人とやり取りをするわけですが…

中国語と聞くと、ものすごく速く話して、
圧倒するぐらい捲くしたてるのを想像するかもしれません。

僕が中国語を話すと、必ずツッコミを入れられます。

「話すのがゆっくりすぎる!」と。

 

日本語のときよりは速く話しますが、
中国人にとっては遅く感じるんでしょう。

あと、頭の中で言葉を選んで話そうとするので、
間が長くなってしまうんですね。

 

よく中国人に言われるのが

「你的中文好像有另外的含义。
Ni de zhongwen haoxiang you lingwai de hanyi。
(あなたの中国語には別の含みがあるみたい。)」

自分なりのニュアンスを持たせようとしてしまうので、
そういう風に伝わるんだと思います。

不器用なりであっても、
伝えようとする姿勢が大事です。

 

外交的な人は、意見や主張をバンバンするので、
色んな考えを持っているように感じます。

ですが、内向的な人も同じように、
自分なりの考えを持っているものです。

それを口に出したり、表現したりすることが少ないだけ。

自分の中で大事に育んでいることもあります。

 

外交的な人からすれば、
「あいつはちゃんと言わないからよく分からない。」となってしまいます。

僕も、きっと何度もそう言われてきたことでしょう。

1対1でじっくり向き合ってみると、
ポロポロと語り出してくれるかもしれません。

 

内向的な人は、うまく表現できないことに劣等感があったり、
そもそも人付き合いを避けたりしてしまうこともあります。

内向的だと自分で感じている人の中にも、
外交的な部分は必ず存在しています。

自分を表現してみると、相手に伝わる可能性も生まれてきます。

 

外に出すのが得意な外交的な人は、
ときには受け入れてみることを意識する。

内に秘めている内向的な人は、
ときには自分を表現して発信してみる。

たったそれだけでも、お互いにすれ違う可能性は減り、
お互いを理解しあえる可能性がグッと上がります。

 

そんな内向的な人の考えを代弁している動画を紹介します。

TEDという、スピーチ動画を公開している番組です。

その中でも有名なもののひとつです。

 

www.ted.com

 

再生ボタンを押すと、まず英語の音声が聞こえてきますが、
そこまで構えなくても大丈夫です。

動画タイトルの横あたりにある「subtitles」を
クリックすれば字幕を変更できます。

普通に動画を楽しんでもらってもいいと思いますが、
言語を学ぶ観点で動画の使い方をひとつお伝えします。

 

最初は日本語字幕にして、内容を把握してください。

スピーチの仕方とか色々と気になるところはあると思いますが、
まずは、内容を理解することだけに集中すればOKです。

そのときに、あなたの気持ちや考えを代弁してある表現があれば、
その部分を覚えておいてください。

次に、字幕を学びたい言語に変更して、
先ほど覚えておいた部分に対応した訳を探してください。

その表現はあなたにとって有益なフレーズですので、
ノートやインデックスカードに書き記します。

フレーズは何度も繰り返して読んで、
自然と口から出るまで染み込ませていきます。

あなたのことを伝えるときに、
非常に役立つフレーズになります。

こういったアンテナを張って、
動画を見たり、音声を聞くと…

どんどんとあなただけのフレーズが
増えていくのです。

あとで見返すと非常に興味深い、
面白い表現集になっていますよ!

 

是非、日々の学習に活用してみてください。